練りに練った詩
今からここで 淡々と 放っていく



一貫性はない 
論理にかけるかもしれない
かといって 
「感性が爆発」 
というほどの内容でもないかもしれない



言いたいことがなくなった時代において
言うべきことがなくなった世代において



覚醒を促す 一筋の旋律のような1行を夢見て
永遠を生む 一筋の色彩のような1篇を夢見て



その心を まっすぐに 掬い上げる 
強く強く描いて信じる



その背中を さりげなく 押していく 
深く深く描いて願い祈る



力強く優しい1行を 
探して 探して 探して
失敗連続でも  書き続けていく定め 



逞しく繊細な1篇を 
探して 探して 探して  
試行錯誤でも  書き続けていく覚悟 



練りに練った詩

今ここから 淡々と 残していく