迷う時は王道へ振り抜け
悩むときは異端へ駆け抜け



書かないとしっくりとしない
描かないとくっきりとしない
作らないとすっきりとしない
そうした意味では病的であると自覚済み



突然、目覚める
ふいに、目覚める



確かに選んでいるんだけど
選ばされている感覚に気づくこともある
文化的な宗教的な超自然的な意味などなくとも



確かに決めているんだけど
決めさせられている感動に気づくこともある
政治的な経済的な超社会的な意味などなくとも



平均に位置することが
必ずしも王道を意味しないということ
後々、その平均は異常だったと知ることも



安定に推移することが
必ずしも異端を意味しないということ
後々、その安定は危険だったと知ることも



突然、目覚める
ふいに、目覚める



書けばいい ということだと
描けばいい ということだと
作ればいい ということだと



まっすぐに信じきって
まっすぐに思いきって



王道へと振り抜いていく  
真昼のような真夜中

異端
へと駆け抜けていく  
真昼みたいな真夜中